マタニティフォトのレタッチはどこまでできる?自然な仕上がりと安心して撮影するためのポイント
「お腹の写真を撮るのは、少し勇気がいる」
そう感じている方に、まずお伝えしたいことがあります。そう思うのは、まったく自然なことです。
妊娠中は、体も肌も日々変化します。むくみ、肌荒れ、妊娠線。ご自身の目には気になることばかりで、「今の姿を写真に残す」と考えたときに手が止まる——ご予約前に、そうしたお気持ちを伺うことは少なくありません。
この記事では、当スタジオがレタッチをどう考えているかをご説明します。過度な加工をおすすめする記事ではありません。むしろ、どこまでを整え、どこからは残すのか。その線引きの考え方をお伝えするための記事です。
マタニティフォトでレタッチは必要?
結論からお伝えすると、多くの場合、必要なのはごく控えめな補正だけです。
なぜ「必要」と感じるのか
鏡で見る自分と、写真に写る自分は違って見えます。
これは加工の問題ではなく、光の当たり方とレンズの特性によるものです。スタジオの照明は肌の凹凸を拾いやすく、レンズは輪郭をわずかに強調します。日常では気にならなかった部分が、写真では目についてしまう。これが「レタッチが必要」と感じる主な理由です。
つまり、多くのケースで問題なのはご自身の体ではなく、写り方のほうです。
撮影の段階でできることが多い
だからこそ当スタジオでは、レタッチよりも先に撮影で解決することを大切にしています。
光をどの角度から当てるか。どの高さから撮るか。手をどこに添えるか。これらを整えるだけで、気になる部分の大半は自然に収まります。約100年にわたりご家族を撮影してきた中で積み重ねてきた、経験によるところの大きい部分です。
そのうえで、どうしても残る部分を仕上げで整える。この順番を守ることが、自然な仕上がりにつながります。
自然なレタッチとは?
「自然」という言葉は曖昧ですので、当スタジオの基準をご説明します。
質感を残す
肌の質感を消さないこと。これが第一の基準です。
肌を過度に滑らかにすると、確かに粗は消えます。しかし同時に、人としての立体感も失われます。のっぺりとした印象になり、後から見返したときに「作られた写真」に見えてしまいます。
毛穴やわずかな凹凸は、写真に生命感を与える要素です。消すのではなく、目立ちすぎる部分だけを抑える——これが質感を残すということです。

骨格を変えない
顔の輪郭や体のラインを変形させることは行いません。
輪郭を細くする、目を大きくするといった加工は、一枚だけ見れば整って見えます。しかし数年後、ご家族と一緒に見返したときに「これは自分ではない」と感じてしまう可能性があります。
写真は記録でもあります。その日のご自身であることのほうが、整っていることより大切だと考えています。
一時的なものを整える
一方で、その日たまたま出ていたものは整えます。
肌荒れ、目の下のくま、髪の乱れ。これらは体質ではなく、その日の状態です。「いつものご自身」に近づけるための補正は、遠慮なくご相談ください。
よく相談される内容
実際にご相談の多い5つについて、どう対応しているかをご説明します。
妊娠線
もっともご相談の多い項目です。
ご希望があれば、目立たない程度に整えます。ただし完全に消すことをおすすめしているわけではありません。
妊娠線は、赤ちゃんを育てた証です。「残したい」とおっしゃる方も、実際に少なくありません。残すか整えるかは、お客さまのお気持ち次第です。どちらを選ばれても、こちらから意見を申し上げることはありません。
また、撮影の工夫でも変わります。光を斜めから当てず、正面からやわらかく当てることで、影が出にくくなります。ドレスの合わせ方でも印象は変わりますので、ドレス選びの段階からご相談いただけます。
むくみ
妊娠後期になるほど気になりやすい部分です。
フェイスライン、手足のむくみについては、撮影時の角度と光でかなり和らぎます。加えて、仕上げで軽く整えます。
当日の体調にも左右されますので、むくみが気になる日は午前中の撮影をおすすめすることもあります。ご予約時にご相談ください。撮影時期そのものについてはマタニティフォトはいつ撮る?でもご説明しています。
肌荒れ
ホルモンバランスの変化で、普段は出ない肌トラブルが出ることがあります。
一時的なものですので、仕上げで整えます。ニキビや赤みは、質感を残したまま目立たなくすることができます。
当日はプロによるヘアメイクが入りますので、ベースメイクの段階でも整います。ヘアメイクについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
二の腕
袖のないドレスを選んだ場合に、気にされる方が多い部分です。
こちらも撮影の工夫で大きく変わります。腕を体から少し離す、手の位置を変える、角度をつける——これだけで見え方は変わります。当日はカメラマンが一つひとつご案内しますので、ご自身で意識していただく必要はありません。
袖のあるドレスを選ぶという方法もあります。46点のマタニティ専用ドレスには、シアー素材の長袖やオフショルダーなど、腕の見え方が異なる衣装をご用意しています。
フェイスライン
顔まわりの見え方は、髪型でも大きく変わります。
耳を出す、後れ毛を残す、片側だけ髪を寄せる。ヘアメイクの段階で整えられる部分が多くあります。髪型についてはマタニティフォトにおすすめの髪型10選をご覧ください。
そのうえで、仕上げでも軽く調整します。ただし前述のとおり、骨格そのものを変える加工は行いません。
レタッチで大切にしたい考え方
技術的な話から少し離れて、大切にしていることをお伝えします。
「今」は今しか残せない
マタニティフォトが特別なのは、その期間が限られているからです。
お腹の大きさも、そのときの表情も、数か月経てば二度と撮れません。加工でどれだけ整えても、残せるのは今この時期の姿だけです。
だからこそ、今の姿をどう美しく写すかに力を注いでいます。別のものに作り変えるためではなく、今をきちんと残すために技術を使う——それが当スタジオの立場です。

見返すのは何年も先
写真の価値は、時間が経つほど上がります。
撮影直後は「もう少し細く写りたかった」と思われるかもしれません。しかし5年後、10年後にその写真を見るとき、そこに写っているのは体型ではなく、赤ちゃんを待っていた日々のご自身です。
お子さまが大きくなって一緒に見返す日が来ることも、多くの方が経験されています。そのときに意味を持つのは、加工の精度ではありません。
不安は事前に伝えていい
気になる箇所は、遠慮なくお伝えください。
事前に共有いただければ、撮影の段階から配慮できます。角度、光、ポーズ、衣装——打てる手はいくつもあります。撮影後に仕上げで対応するより、その場で解決したほうがずっと自然に仕上がります。
「こんなことを言っていいのだろうか」と迷われる必要はありません。多くの方が同じことを気にされています。
ノーブレム「GIFT」の自然なレタッチ
当スタジオの仕上げについてご説明します。
創業1927年、約100年の撮影実績
ご家族の節目を撮り続けて約100年になります。どこまで整え、どこからは残すのか。その判断は、たくさんの写真を仕上げてきた経験によるところが大きい部分です。流行に合わせて加工を強めることはせず、何年経っても古びない仕上がりを基準にしています。
基本的なレタッチはプラン料金に含まれます
肌の調子や一時的な肌荒れの補正など、基本的な仕上げはGIFTプランの料金に含まれています。範囲を超えるご希望がある場合は内容によって異なりますので、ご予約の際またはLINEでご相談ください。
撮影の段階から配慮します
前述のとおり、レタッチに頼る前に撮影で解決することを大切にしています。当日のカウンセリングで気になる箇所を伺い、角度・光・ポーズに反映します。
ポーズについてはマタニティフォトの人気ポーズ20選もあわせてご覧ください。
マタニティ専用ドレスとプロのヘアメイク
46点のマタニティ専用ドレスから2着をお選びいただけます。ご予約いただいた方は撮影前に無料で見学・フィッティングを承っていますので、実際に着た状態で見え方を確認していただけます。
ヘアメイクもプラン料金に含まれています。フェイスラインや肌の見え方は、メイクの段階で整う部分が多くあります。
洗練されたスタジオ空間
名古屋市千種区の東山スタジオと、静岡市葵区の静岡スタジオ。どちらも自然光を生かした空間です。やわらかな光は肌の凹凸を強調しにくく、それ自体が自然な仕上がりにつながります。詳細はスタジオページをご覧ください。
実際の仕上がりは作例ギャラリーでご覧いただけます。どの程度の仕上げなのかを、ご自身の目で確かめてからご判断ください。
よくある質問
レタッチは追加料金がかかりますか?
基本的な補正はプラン料金に含まれています。範囲を超えるご希望がある場合は内容によって異なりますので、ご予約時またはLINEでご相談ください。
妊娠線は消してもらえますか?
ご希望があれば目立たない程度に整えます。ただし完全に消すことをおすすめしているわけではありません。残すか整えるかはお客さまのお気持ち次第ですので、撮影前にお聞かせください。
レタッチの希望はいつ伝えればいいですか?
撮影当日のカウンセリングでお伝えください。気になる箇所をあらかじめ共有いただけると、撮影時の角度や光の当て方でも配慮できます。撮影後のご相談も承ります。
痩せて見えるように加工してもらえますか?
写真としてのバランスを整える範囲で対応します。ただし体型を大きく変えるような加工は行っておりません。お腹の大きさはこの時期にしか残せないものですので、その姿を美しく写すことを大切にしています。
レタッチ前の写真ももらえますか?
納品はレタッチ後のデータとなります。仕上がりにご不安がある場合は、撮影前にご希望をお伝えいただければ、方向性をすり合わせたうえで進めます。
上の子や夫の写真もレタッチされますか?
はい、ご一緒に写られた方も同じ考え方で仕上げます。お子さまについては、その年齢らしい表情や肌の質感を損なわないよう、とりわけ控えめな補正にとどめています。
そのほかのご質問はよくある質問のページにまとめています。
まとめ
レタッチについてご説明してきましたが、いちばんお伝えしたいのは技術の話ではありません。
気になることがあるなら、そのまま伝えてください。
妊娠線を残したいのか整えたいのか、むくみが気になるのか、腕の写り方が心配なのか。お気持ちを伺えれば、撮影の段階から手を打てます。そして多くの場合、その時点で解決します。
写真に写るのが不安という理由で撮影をためらわれるのは、とてももったいないことです。この時期の姿は、今しか残せません。
まずは作例ギャラリーで、実際の仕上がりをご覧になってみてください。「これくらいの自然さなら安心できる」と感じていただけたら、それがいちばん確かなご判断の材料になります。
プランの内容はGIFTプランのページでご確認いただけます。ご不安な点は、ご予約前でもLINEからお気軽にご相談ください。


